こんにちは、DAIといいます。
ポケモンSVシーズン13シングルにて最終90位(レート2098)を取れたので、
使用した構築を紹介します。
今月はレンタルパーティ残しておこうと思いますので、よければ使ってください!
【構築経緯】
カイリューがワイドブレイカーを習得したことにより、私がシーズン9で使用した
「毒菱オオニューラ+祟り目ハバタクカミ+水テラスカイリュー」の構築が
大幅に強化されたと感じたため、それをベースに構築を組むこととした。
軸として、毒菱撒きで私が最も強いと感じているオオニューラ、祟り目を採用でき、上からの身代わりで毒ダメージの蓄積を狙えるハバタクカミ、マルチスケイル羽休めによる毒ダメージ稼ぎ、竜の舞によりエースになることを両立できるカイリューを採用。
(SV最強のポケモンであるカイリューとハバタクカミを自然に軸に組み込むことができることも毒菱軸の強みである)
上記の選出では受け寄りの構築に勝てないので、受けを崩すために鉢巻パオジアンと珠サーフゴーを採用。
最後に毒菱軸は毒タイプと鋼タイプに抜群を取れる地面タイプが重要だと感じていること、特殊ポケモンがハバタクカミとサーフゴーだけの構築は相手するのが楽になってしまうと私は感じていることから、特殊地面枠としてアカツキガチグマを採用し構築が完成した。
また、構築全体としてわざと連撃ウーラオスに弱いように見せかけており、ウーラオスを誘って下記の試合展開を狙った。再現性も高めで数多くのEasy Winを量産した。
・初手オオニューラ 連撃ウーラオス対面
1ターン目 オオニューラフェイタルクロー(状態異常引ければラッキー、引けなくても問題ない) ウーラオス水流連打
2ターン目 オオニューラ毒菱 ウーラオス水流連打(オオニューラが倒される)
3ターン目 カイリュー竜舞 ウーラオス氷技or交代(氷技は半分入らない)
4ターン目(氷技で突っ込んできた場合を仮定)カイリュー羽休め ウーラオス氷技or交代
これで毒菱を撒いてある状態でAS+2で体力が少ししか削れていないカイリューと、カイリューを突破出来ないウーラオスの対面が出来上がる。(もちろん途中で引かれる場合もあるが、それでも毒菱が撒けている状態でAS+1で体力の残ったカイリューを場に残せるので、良い試合展開になる。)インファイトやドレインパンチで突っ込んでくる場合はワイドブレイカーで起点、毒菱のおかげで裏から甘える痛み分けハバタクカミが出てきても勝てる。
【個体紹介】
オオニューラ@オボンのみ 特性:かるわざ テラスタイプ:ゴースト
187(252)-150-123(252)-×-100-141(4)
フェイタルクロー インファイト シャドークロー どくびし
毒菱要員。耐久に振ることで大抵の攻撃を耐えることができ、かるわざによる素早さ上昇によりほとんどの対面で2回以上動けること、A無振りでもそこそこの火力があることやフェイタルクローの追加効果により悠長な行動をさせないことから毒菱撒きとして最も評価している。弱点も少なく、地面技に対してはカイリュー引きで対応出来る。
持ち物はかるわざの発動と耐久の底上げのためにオボンのみを採用。
技構成はフェイタルクロー、インファイト、どくびしは確定とし、最後の枠はサーフゴーへの打点が欲しいのでシャドークローとほのおのパンチで悩んだが、ハッサムよりもコノヨザルのほうが数が多いと感じたのでシャドークローを採用した。ハバタクカミに対してもフェイタルクローよりダメージが出るので役立った。
テラスタルはほとんど使わないが、神速無効とシャドークローの火力を上げられるゴーストテラスとした。
努力値はHB特化であまりSに4振り。連撃ウーラオスの意地鉢巻水テラス水流連打をオボン込みで65%の確率で耐える。B実数値を1でも削ると37%でしか耐えられなくなるのでHB特化。かなりの回数初手連撃ウーラオスと対面したが、何も出来ずに出落ちしたのは1度だけだった。あまりの4は炎オーガポンのS実数値が138付近だと聞いたので、そこを意識してSに振った。
パオジアンのサイコファングとハバタクカミのサイコショックで出落ちするのが欠点だったが、サイコファング持ち=電気テラバではない、サイコショック持ち=あまえるが無いだったので、そのままカイリューで起点にして勝てたので出落ちしても勝率は悪くなかった。
カイリュー@おんみつマント 特性:マルチスケイル テラスタイプ:みず
197(244)-154-150(172)-×-120-112(92)
毒菱を活かせるポケモンとして採用。毒菱を撒いてマルスケ羽休め連打するだけで単純なアタッカーの多くを倒せる。持ち物は被弾回数が多いため追加効果を拒否したかったのでおんみつマント。ウーラオスの冷凍パンチやハバタクカミのシャドーボールを複数回受ける立ち回りをするので他のアイテムは考えられなかった。岩石封じ採用のランドロスや炎オーガポンを起点に出来るのも強かった。
なお、おんみつマントを持っていても単体ではキョジオーンに基本的に勝てない。(のろいや鉄壁持ちばかりなので)
ワイドブレイカー習得前は水技との範囲補完に優れるという理由で、技としてはあまり強くないドラゴンクローを採用していたが、ワイドブレイカー採用により受けられる範囲を広げられ、単体で竜の舞の起点を作れるようになり大幅に強くなった。具体的には積み技不採用の連撃ウーラオス、テツノカイナ、ランドロス、フルアタのカイリュー等を起点にした。ワイドブレイカーだけだと火力不足であり、ビルドアップウーラオス等の起点になりやすいので、どくびしを撒いておくことは重要だと感じた。
テラスタイプは水流連打の確定急所が怖くないことや受けのタイプとして優秀なことから水テラスとした。SVは電気タイプが弱いこと、草タイプがオーガポンぐらいしかいないことから、選出段階で分からない耐久水ポケモンが非常に強く、テラスを切らない状態であればオーガポンに有利を取れているため刺さりが良かった。選出した際には基本的にテラスタルを使用した。
努力値は1舞後に最速100族抜き。可能な限り耐久を高くしたかったので、残りをHBに振り切った。
ハバタクカミ@ブーストエナジー 特性:こだいかっせい テラスタイプ:みず
161(244)-×-94(148)-167(92)-157(12)-172(12)
ムーンフォース たたりめ でんじは みがわり
毒菱を活かせるポケモンその2。毒菱が入らない相手や、毒菱選出をしない場合にも祟り目を強く使う為に電磁波採用。身代わりは様子見や補助技回避はもちろん、この構築では毒ダメ稼ぎや痺れ待ちが出来るのが強力な為採用した。
テラスタイプは身代わりを残すことを考えて耐性を変えられるタイプにしたかったので、汎用性の高い水テラスとした。対ドヒドイデ等で役に立った。
努力値はテツノツツミのハイドロポンプ×2や眼鏡水テラスハイドロポンプを意識してHにほぼ振り切り、Bは可能な限り高く(一応の耐久の目安として特化ウーラオスの水流連打98%で耐え、特化オーガポンの蔦棍棒最高乱数切り耐え)、CはH振りハバタクカミを威力2倍状態の祟り目で最高乱数切りで倒せるところまで、Dは相手のC実数値187ハバタクカミのステラシャドボの乱数が動く(4振りだと43.75%、12振りだと31.25%の乱数1発)、Sは最速100族あたりは抜いていたかったので性格補正をかけた。
パオジアン@こだわりハチマキ 特性:わざわいのつるぎ テラスタイプ:あく
155-189(252)-109(4)-×-85-187(252)
サイクル系の構築を崩す為に採用。連撃ウーラオスを誘う役割も担っている。
悪テラス鉢巻噛み砕くの一貫性と火力の高さが非常に強力だった。
毒菱が通らないポケモン全般に対してパオジアンの刺さりが良かった。
選出の際はガチグマもしくはカイリューをクッションとして同時選出した。
サイコファングは連撃ウーラオスと毒タイプ全般を意識して採用。先制技は詰め筋を考えやすい氷の礫とした。
火力優先で性格はいじっぱり、準速ミラー意識でSに振り切った。
サーフゴー@いのちのたま 特性:おうごんのからだ テラスタイプ:はがね
189(212)-×-116(4)-203(252)-112(4)-109(36)
ゴールドラッシュ シャドーボール わるだくみ でんじは
いつも使用している珠サーフゴー。眼鏡と違って撃ち分け可能で悪巧みを積むこともでき、積まなくても他の持ち物よりずっと火力が出るので受け崩しとしてかなり信用している。このポケモンのおかげで受け構築には基本的に勝つことができた。
受け+イーユイ等のアタッカーの並びに対して受けとの対面が出来たときに交換際に当てる技として電磁波を採用した。
テラスタイプは受けを崩す為に火力を上げられる鋼テラス。努力値は火力が足りず崩せないのが嫌なのでC特化、Hは珠ダメ最小の10n-1の中で可能な限り高く(受けに投げるならそこまでSはいらないかと思いH振りベース)、残りをSに振った。
ガチグマ(アカツキ)@たべのこし 特性:しんがん テラスタイプ:どく
220(252)-×-140-155-116(164)-84(92)
ブラッドムーン だいちのちから めいそう つきのひかり
数値が高すぎて様々な役割を担えてしまうポケモン。
パオジアンやサーフゴーといった火力選出をする際の引き先としてや、
軸であるオオニューラハバタクカミカイリューのどこかと入れ替えて選出することもある。
ハバタクカミを受けられるようにHDベースでめいそう、月の光採用で持ち物は食べ残し。
努力値は麻痺した最速100族抜きとガチグマミラーを意識しSに多めに振り、残りはHDを可能な限り高くなるようにした。月の光の回復量は自己再生や羽休めとは違い偶数の方が回復量が増えるので、HPは偶数とした。
テラスタイプは状態異常の毒無効、フェアリー格闘への耐性を考え毒タイプとした。
【選出】
・基本選出(毒菱が通る相手)
オオニューラ+カイリュー+ハバタクカミ
・対受け構築
パオジアン+サーフゴー+ガチグマ
まず上記のどちらかでいけるかを考え、難しい場合は下記のような選出も行った。
・初手電磁波ハバタクカミ+瞑想ガチグマ+竜舞カイリューの展開
・鉢巻パオジアン+ガチグマ(HD方面固め)+カイリュー(HB)によるサイクル
・毒菱オオニューラ+祟り目ハバタクカミ+ガチグマ(ヘイラッシャ等カイリューが止まる相手がいる場合)
・毒菱オオニューラ+カイリュー+ガチグマ(ハバタクカミが止まる相手がいる場合)
【結果】
TN:バイオレット 最終90位(レート2098)
TN:ソフィーヤ 最終208位(レート2019)
TN:DAI 最終434位(レート1983)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
質問等あればX(旧twitter)@poke27daiまでお願いします。
初めて最終2桁取れて嬉しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!